敏感肌とカラー
初めてノンジアミンカラーに変えるときの
3つの心得
2024.05.17
ジアミンアレルギーと診断されて、「もうカラーできないかも…」と思っていた方が、ノンジアミンカラーを知って初めて来てくださることがあります。そういう方に、施術前に必ず伝えていることがあります。
期待と現実のギャップをなくすこと——それが最初の一歩を成功体験にする、一番大事なことだと思っているからです。
最初は「しみない」を最大の成功体験にする
アルカリカラーと同じ仕上がりを期待すると、最初は戸惑うことがあります。特に明るく染めていた方ほど、「なんか思ってたより染まりが薄い?」と感じることがある。
でも最初の施術でいちばん大事なのは、「しみなかった」という体験を積み重ねることです。アレルギーのある方にとって、染める恐怖がなくなること自体が、ものすごく大きな変化です。
色の仕上がりは、回数を重ねるごとに安定していきます。
まず「染められた」という安心を、最初の一回の目標にしてください。
アルカリから移行なら、最初は過酸化水素水を混ぜて入るのが馴染みやすい
今まで明るいアルカリカラーで染めていた方の場合、いきなり純粋なノジア(サポートクリームのみ)で施術すると、「思ったより暗い」「染まり方がいつもと違う」と感じることがあります。
そういう方には、最初の1〜2回は過酸化水素水を少量混ぜたパターンから入るのをおすすめしています。アルカリほどガッツリは染まりませんが、髪への馴染み方が自然で、「変わった感」が少ない。
刺激の少なさを実感してもらいながら、少しずつノジア本来の染め方に移行していく——そのくらいの気持ちで来てもらうとうまくいきます。
色落ちが早いのは仕様——ホームカラーとサイクルで補える
ノンジアミンカラーは、アルカリカラーに比べると色持ちが短めです。これはキューティクルをほとんど開かずに染めるため、染料が浅い位置に定着するから。欠点ではなく、傷めない仕組みの裏返しです。
対策は主に2つ。ひとつは少しサイクルを早める気持ちでいること。もうひとつは、ノジアには自宅で使えるホームカラーがあるので、気になり始めたタイミングで自分で補うこと。
ホームカラーをうまく使えば、サロンの頻度を増やさなくても色をキープできます。使い方はサロンでご案内しますので、気軽に聞いてください。
最後に
ノンジアミンカラーは万能ではありません。アルカリカラーのような仕上がりや色持ちを、すべての面で超えるわけではない。
でも、アレルギーがあってカラーをあきらめていた方にとっては、「また染められる」という選択肢を取り戻せるカラーです。
万能ではない、対価交換のようなものです。
でも、アレルギーのある方にとっての救世主になりうる——
私はそう思ってこのカラーを使っています。
