敏感肌とカラー
秋、抜け毛が
増えた気がする人へ。
2026.08.28
「最近、排水口の毛が増えた気がする」
夏の終わりから秋にかけて、この相談が一気に増えます。結論から言うと、気のせいじゃありません。秋は一年でいちばん抜け毛が増える季節です。
夏のツケが、秋にまとめて出てくる
髪が抜けるのは、夏に何かがあったからです。ただ、その影響がすぐには出ない。数ヶ月遅れて、秋に表面化します。
紫外線で頭皮がダメージを受けた
→ 髪をつくる土台が弱る
汗と皮脂で毛穴が詰まりやすかった
→ 育つ環境が悪くなる
冷房で身体が冷え、血流が落ちた
→ 栄養が頭皮まで届きにくい
暑さで食事が偏った・寝不足だった
→ 髪の材料が足りない
健康な人でも1日に50〜100本は抜けます。それが秋になると、1.5倍から2倍に増えることがあります。「今までと同じ本数のはずがない」という感覚は、たいてい当たっています。
敏感肌の方は、少し不利です
正直に言うと、頭皮が敏感な方はこの季節の影響を受けやすい傾向があります。もともと皮膚のバリアが薄めなので、夏のダメージが蓄積しやすいからです。
頭皮の日焼けや汗の放置に心当たりがある方は、秋の抜け毛が少し多めに出るかもしれません。でも、これは「弱いから」ではなく「夏に頑張った証拠」だと思ってください。
一時的なものと、そうでないものの見分け方
秋の抜け毛は、ふつう1〜2ヶ月で落ち着きます。
季節性のものであれば、9月〜10月にピークが来て、その後は自然に戻っていきます。焦って強い育毛剤に飛びつく必要はありません。
ただ、次のような場合は、季節のせいではない可能性があります。
3ヶ月以上たっても減らない
分け目や生え際が明らかに広がってきた
頭皮に赤み・かゆみ・湿疹が続いている
抜けた毛が細く短いものばかり
特に頭皮の炎症が続いている場合は、皮膚科で診てもらってください。美容師にできるのは環境を整えることまでで、診断は医師の領域です。ここは正直にお伝えします。
秋にやってほしい、3つのリセット
① 毛穴にたまった夏の皮脂を落とす
夏に酸化した皮脂は、普通のシャンプーでは落ちきらないことがあります。頭浸浴のような炭酸ケアで、季節の変わり目に一度リセットするのがおすすめです。
② 頭皮を冷やさない・血流を戻す
冷房で落ちた血流を戻す季節です。湯船に浸かる、寝る前に頭皮を指の腹でやさしく動かす。それだけでも違います。爪を立てるのは厳禁です。
③ 抜けるからと洗わない、は逆効果
「洗うと抜けるから」と回数を減らす方がいますが、毛穴が詰まってかえって環境が悪くなります。抜けるのが怖くても、やさしく毎日洗ってください。
抜け毛が気になる時期のカラーについては、頭皮の状態を見てから判断します。「今染めても大丈夫かな」と迷ったら、来店前に一言もらえれば一緒に考えます。
