敏感肌とカラー
妊娠中・授乳中のヘアカラー、
正直なところ。
2026.10.17
「妊娠中なんですが、カラーしても大丈夫ですか?」
「授乳中はどうですか?」
よくいただく質問です。ネットで調べると「大丈夫」「念のためやめたほうがいい」と、言っていることがバラバラで、余計に不安になった方も多いと思います。正直に、当店の立場をお話しします。
当店の方針:「産科の先生と相談の上」
可否を決めるのは、サロンではありません。
当店では、妊娠中・授乳中の方のカラーについて、サロン独自の判断はしていません。産科の先生から許可が出ていれば、ご案内します。許可が出ていない、あるいは迷っている段階であれば、まずは先生に確認してきてください、とお伝えしています。
これは消極的な「逃げ」ではなく、正直な立ち位置です。
なぜサロンが決めないのか
一般的には、頭皮から吸収されるカラー剤の量はごくわずかで、過度に心配する必要はないとする見解がよく知られています。一方で、妊娠中の薬剤の影響について、はっきりと「ゼロリスク」と言い切れる研究があるわけでもありません。
つまり、どちらの情報も「絶対」ではないということです。
美容師は医師ではありません。その方の妊娠週数・体調・持病・これまでの経過を把握しているのは、担当の産科の先生だけです。だから、カラーをしていい時期かどうかの最終判断は、サロンではなく先生に委ねるのが筋だと考えています。
授乳中についても、同じ考え方です
授乳中は「赤ちゃんに移るのでは」という心配が特に強いポイントだと思います。一般的には、頭皮に塗布したカラー剤が乳汁に移行することを示す明確な根拠はない、とされています。
とはいえ、こちらも「絶対に問題ない」と断言できるものではありません。ご本人の体調や赤ちゃんの状態によっても変わってくる話なので、気になる場合は、産科や小児科の先生に一度聞いてみてください。
許可が出ている方には、負担の少ない選択肢も
先生の許可が出ている方には、できるだけ負担の少ない方法をご提案しています。
カラートリートメント・ヘアマニキュア → 過酸化水素水を使わない分、刺激が少ない
ノンジアミンカラー(ノジア) → ジアミンは使わないが、他の薬剤は使う施術もある
妊娠中はもともと体質が変わりやすく、普段平気だった薬剤でもピリピリしたり、匂いに敏感になったりする方もいます。「今までと同じで平気」と決めつけず、当日の体調を正直に教えてください。
体調のことも、遠慮なく話してください
つわりで匂いに弱い時期、長時間座るのがつらい時期、お腹が大きくなって体勢がつらい時期——妊娠中は時期によって負担のかかり方がまったく違います。施術時間を短くする、休憩を挟む、角度を調整するなど、できる工夫はいろいろあります。
「迷惑かな」と思わず、今の体調をそのまま伝えてください。
今の状態をLINEで聞かせてもらえれば、ご来店前に、できることをお伝えします。産科の先生に確認が済んでいる・いないに関わらず、まずは気軽にご相談ください。
