ノジアのこと
ノジアの施術、3つのパターン
刺激と仕上がりはこう変わります
2024.05.13
「ノジアはジアミンフリーだから安全」——それは正しいのですが、施術の仕方によって刺激の強さも発色の良さも変わります。一言で「ノジアで染める」といっても、実は3つのパターンがあります。
今日はその違いを、できるだけ丁寧に説明します。
まず「ノジアがなぜ染まるか」を知っておいてほしい
アルカリカラー(一般的なカラー)は、アルカリ剤でキューティクルを大きく開いて、酸化染料(ジアミン)を髪の中に浸透させて発色させます。
ノジアはアルカリもジアミンも使いません。塩基性染料・HC染料という別の種類の染料が、キューティクルをほとんど開かずに髪に染着します。だからダメージが少なく、頭皮への刺激も少ない。
ただしその分、アルカリカラーほど「力ずく」で染めないので、サポート薬剤の使い方によって染まり方が変わってきます。
染まるしくみ
01
キューティクル
閉じた状態
02
サポートクリーム
少しだけ開く
03
塩基性染料
じわっと浸透
04
色が定着
キューティクルが閉じる
※ 図はイメージです
パターン① サポートクリームのみ(スタンダード)
このパターンの特徴
- —刺激:最も少ない
- —発色:自然でおだやか
- —向いている方:頭皮が特に敏感・しみやすい方
ノジアには必ずサポートクリームを混ぜて使います(10対1の割合)。これはアルカリ成分を少量含んだ促進剤で、キューティクルをごくわずかに開いて色素の定着を助けます。
「ごくわずか」がポイント。アルカリカラーのようにキューティクルを大きく開くわけではないので、ダメージも刺激も最小限。ノジアを使う時は必ずこのクリームを混ぜますが、このパターンが一番頭皮にやさしい施術です。
パターン② アシストウォーターを追加(白髪が多い箇所向け)
このパターンの特徴
- —刺激:パターン①より少し増える
- —発色:白髪へのカバー力がアップ
- —向いている方:白髪が密集している部分がある方
カラーアシストウォーターは、白髪が特に多い箇所に部分的に塗布するサポート液です。サルファイト(亜硫酸塩)が配合されており、染料の浸透を助けて発色を高めます。
サルファイト(亜硫酸塩)とは?
食品の酸化防止剤や医薬品にも使われる成分です。カラー剤では、髪のタンパク質の結合を一時的にゆるめることで染料が入りやすい状態をつくります。ジアミンとはまったく別の物質で、ジアミンアレルギーの方も使用できます。
全体に塗るのではなく「生え際だけ」「分け目だけ」など、染まりにくい集中ゾーンにピンポイントで使います。全体の刺激を増やさずに、気になる部分だけカバー力をプラスできるのがこのアイテムの特徴です。
「全体はやさしく、白髪の集中ゾーンだけしっかり」という使い分けができます。
パターン③ 過酸化水素水を混合(少し明るくしたい方向け)
このパターンの特徴
- —刺激:3パターンの中で一番強い
- —発色:より明るい仕上がりが可能
- —向いている方:白髪を自然なトーンで明るく染めたい方
ノジアは本来「明るくする」ためのカラーではありませんが、過酸化水素水を少量混合することで、わずかなリフト力をプラスし、より明るいトーンで白髪を染めることができます。
ただし過酸化水素水を使う分、頭皮への刺激はパターン①②より増えます。ジアミンアレルギーがあっても使用可能ですが、過酸化水素水に対する敏感さがある方には向きません。「ノンジアミンカラー=完全無刺激」ではないことをぜひ知っておいてください。
3パターンをまとめると
| パターン | 刺激 | 発色・明るさ |
|---|---|---|
| ①サポートクリームのみ | 少ない | 自然・おだやか |
| ②+アシストウォーター | やや増える | 白髪カバー力アップ |
| ③+過酸化水素水 | 増える | 明るい仕上がりも可 |
どのパターンが合うかは、頭皮の状態・白髪の量・なりたい仕上がりによって変わります。カウンセリングでしっかり聞いてから提案しますので、「どれにすればいい?」という状態でご来店いただいても大丈夫です。
